フィンランドMBA;SIMカードってしってます?

shuuppa2007-06-11


フィンランドに住むようになってから

携帯でSIMカードというものを使いはじめた。





この”SIMカード”で何ができるのかというと

電話番号情報が記録されており、

カードを差し替えることでいろんなの携帯端末を簡単に

切り替えて利用できるようになる。


日本でもSIMカードのサービスはちょっと前から

開始されているが、あまり必要ないので、しっている人は少ないかも。


っていうのも、もともと日本では、

SIMカードを使うサービスの”GSM”が

どこの会社でも使用されていなかったので

SIMカードは使われていなかったから。



ところが3Gの出現によって、各社の対応がかわってきたのだ。

auのWIN端末には”ICカード”(2005/07発表)

au ICカードGSM圏やW-CDMAでいう

SIM(UIM)カードを活用している。


ドコモのフォーマには

UIMカードとして”FOMAカード”搭載


さらにソフトバンク

SoftBank 3Gのサービスインにより、

UIMカードを採用している。


僕が調べた中で、

SIMカードをつかった主なサービスとしては3つある。



auでは「GLOBAL EXPERT」

GSM圏約160カ国へのプラスチックローミングも行える。

プラスチックローミングとは、au ICカードGSM端末に

差し替えて利用するローミング方式。


これによって、CDMA方式の「GLOBAL PASSPORT」が利用できなかった地域

(米国、中国、英国、フランス、ドイツ等)でもローミングが可能とのこと。



PKIによるクライアント認証

auでは「Security Pass」、ドコモでは「FirstPass」





→より安全にインターネットや買い物が

できるようにICカード電子証明書を搭載することで、

PKIを利用し、SSLクライアント認証。

ユーザー認証のセキュリティが高まるだけでなく、

PINコードのみの入力なので、余分な手間が

必要なくなるのが特徴。


ちなみにドコモのFirstPassを利用した場合、

ドコモショップ等での手続きは必要なし。


FOMA端末の「ユーザ証明書操作」からユーザ証明書のダウンロードで

簡単に登録できるから、かなり便利。(ちなみに無料)



ターゲットは大きく、

個人のユーザと企業ユーザのふたつに分けられると思う。


SSLクライアント認証とは、本人認証することで

企業側(サイト)から見て携帯をもっている本人(端末)からアクセスされていることを認証。


つまり、安心してケータイでお買い物ができることになるサービス。


また、企業ユーザにとってはリモートアクセスの認証。

外部からのアクセスに対して、本人確認が可能。

企業イントラネットアクセスなど需要がある。



FeliCaチップやクレジットカードとの連携

→”Suica”を携帯で使えたり、クレジットを使用することも可能。

これはすでにSIMをいれないで、赤外線をつかっても可能になっている模様。

ドコモだと「DCMX」というサービスでクレジットケータイのサービスをしている。


また、なくしても安心できるように

遠隔ロック(遠隔オールロック)なんで機能までついている。



携帯に、ここまでの機能を搭載している

日本の市場って、本当に独特で、かつシンプルな市場

じゃないなーっておもう今日この頃。



画像
auが提供するauICcardの内部構造イメージ

:ドコモが提供するFirstPAssのサービスプロセス


参照;
ドコモ「DCMX」
http://www.dcmx.jp/st/about/index.html

5分で絶対に分かるPKI
http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/special/02fivemin/fivemin00.html