フィンランドMBA;政府系ファンドの存在感
前回もいろいろあげた政府系ファンド(ソブリン・ウェルス・ファンド=SWF)。
さらにまとまった情報。
フィデリティのレポートのまとめによると
アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ投資庁が米シティグループに8500億円
中国投資有限責任公司が米モルガン・スタンレーに5700億円
シンガポールのテマセク・ホールディングスが米メリルリンチに7000億円
シンガポール政府投資公社(GIC)などがスイスのUBSに1兆800億円
などの巨額な融資が続々と決まっている。
現在では世界に30以上のファンドがあり、330兆円以上の資金が運用されている模様。
なんといっても世界第一位はアブダビ投資庁。
運用している資産は100兆円を超えているとのこと。
そのほかには
ロシア安定化基金
などが代表的な政府系ファンド。
特に大きな動きをみせていおるのは
石油にかんらんだ政府系ファンド。
潤沢な石油でえた収入をもとに、
サウジ、リビヤ、クウェートなどの国における資産増大や自国の産業育成を目的に
運用をおこなっている。
中東だけでなく、
ロシアが石油収入の一部を積み立てている安定化基金や、
ノルウェーが国営石油・ガス会社から入る利益を運用している政府年金基金などもある。
日本はこの波にどうのるのでしょうか。
前回からも指摘しているけどあまりに
客観的かつ消極的な意見しかきこえてこないし、
行動がないよーにしけみえない。
ある意味、世界のお金の流れが
大きくかわりつつある瞬間にぼくらはいるよーにおもいます。
==参照サイト==
次は日本に本格参入?
注目を集める政府系ファンド(byフィデリティ)