フィンランドMBA;農家が世界の最前線を一番感じている
最近、おもうのは
サービス業であるインターネットとか世界の最前線といわれているが、
実は食べ物などをつくっている農家が、いま一番世界の最前線を走っているようにおもっている。
それは、なぜか。
第一位にエネルギー問題。
最近話題になるのは第一次産業ばかり。
特にエタノールのと石油の問題は国境をこえて
影響をあたえているから。
エタノールの需要がふえれば、
当然供給量もふやしていくが、すぐにはおいつかないので
値段があがります。
牛のえさは、とうもろこしのかすです。
そうすると、日本における
牛のえさ(飼料価格)の価格も上昇。
となると農家の生活も圧迫。
米国のとうもろこしの値段が
日本の農家をくるしめているのです。
とうもろこしなどの穀物市場は
世界でもかなりホットなトピック。
さらにエタノールビジネスへの
金融関連会社の投資も何百億単位となり
工場建設などのラッシュがすさまじくなってきている。
つまり、とうもろこし=エタノールビジネスが
世界のお金の流れを大きくかえてきていると考えられる。
さらに、とうもろくしビジネスに多大な影響を
あたえているは、遺伝子組み換え技術。
より多くの穀物をとるために、
10年前までは10%-20%の農家しか
遺伝子組み換えのとうもろこしをつかっていなかったのに、
今では70%をこす農家が使用しているとのこと。
さらに、はなしはとうもころこしだけではおわらない。
大豆にまで影響を与えてきている。
というのもとうもろこしが儲かるので
ほとんどの農家が大豆の栽培からとうもろこしへかえている。
そうなると大豆の価格も上昇。
日本は、アメリカから
トウモロコシ;約90%
大豆;70%
輸入している。
おいしー豆腐が僕は大好きなので、
今後もねあがっていくことでしょう。
むしろ、おいしー大豆がたべれる環境が
くずれつつあるこををあらためて感じた。
豚肉、牛肉もアメリカからの輸入に頼り、
エネルギーも中東にたよっている非常に偏った
状況にあることは、昔からだけどけっこー今の時代にすると
かなりリスクがある。
以前もちょろちょろかいているけど
日本は、真剣に食料自給率を100%にもっていく
プランを検討しなければ、安心して、満足して
生活ができない状況にあることを認識し、プランをすすめて
いく必要がるなと確信した今日この頃。
==参考==
BSドキュメンタリー 穀物高騰の衝撃
内容;
食料自給率39パーセント。トウモロコシの9割、大豆の4割近くをアメリカからの輸入に頼る日本。エタノール産業のバブル的拡大、
穀物市場へのファンドマネーの流入で、その状況が大きく揺らいでいる。
この秋、アメリカから輸入された穀物に頼る畜産家の現場では、かつて経験したことのない対応を迫られている。
トウモロコシの収穫が史上最高と発表されているにもかかわらず、価格が上がり続けるという異常事態。
大量に穀物を買い集めるエタノール工場の建設は今なお続いている。養鶏や酪農農家の中に、飼料価格高騰に耐えきれず、
廃業を余儀なくされるケースが増えている。さらにサブプライムショックで大豆の価格上昇に拍車がかかった。
アメリカで急速に進む農の工業化と穀物高騰。そのあおりを受け、根本から見直さざるを得ない状況に追い込まれようとする、
輸入穀物を前提にした日本の「農」と「食」。その実態を日本の商社に密着する中でとらえ、
より危うさを増す現実を見せていく。
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