辺境近境:「大地の子」と私
- 作者: 山崎豊子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1996/05
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
「大地の子」がいかに作られたのか。
当時の取材状況が詳細が記載されていて
この作品が出来るのにいかに大変だったのか理解しやすくなっている。
中国はいまやアジアおよび世界の経済成長のエンジンであるが、
「大地の子」が書かれていた当時の経済状況は現在とは全く違う状況。
その中でいかに取材が困難でかつ、
この作品ができるまでの関係者のサポートが
重要だったのかが記載されていた。
●
「大地の子」と私では、
山崎豊子と胡耀邦総書記との出会いが、
この作品が出来る大きな要因となった。
彼女の作品の中では、
人との出会いが重要な位置を占めているとおもう。
この作品に関わらず
人生に置いて、自分の人生に大きな影響を与える
「出会い」は必ずあると思います。
あとはその出会いに気がつくかどうかです。
その出会いがどう自分の人生に影響を与えていくのかは
これまで生きてきた過去、経験、友人、育ってきた環境から
その出会いに会えるか、そして気がつくかによって
人生の方向性が「変わって」くるからです。
自分が何を信じ、その信じている内容を
どういう方法で形にしていくのか?
そういった内容に自分は共感しやすいようです。