フィンランドMBA;かつて、日本の会社は若かった。

東京都知事選がおわり、東京都知事に3期目となる石原慎太郎氏が選ばれた。

僕は東京都民じゃないから、外からながめていた感じ。


外からながめていて個人的におもったのは
なんか”新しい若い人のパワー”を感じないなってこと。

これからの日本;東京をつくって、そして生きていく主役は30-40代の人々だとおもう。

仕事も軌道にのり、何年か東京にすみ、

今後のことを真剣に考えられる能力・知識を兼ね備えているだろうから。


その人たちが都知事になって政策をだし、実際に行動していただきたいけども

それをまかせられる人材はいなかった。


まあ、石原さんっぽく、

”しょうがねーな、30-40代のやつらにやらせてみっか”

みたいな感じで組織をつくっていただきたいものです。



東京って、いろいろな人々がいる都市。

でも簡単にいえば日本国内からみれば全国から変化・成功・仕事を求めて

リスクをとって前にすすもうとしている人たちが集まっている大きな都市だとおもう。


また海外からすれば、国際都市としてNY,ロンドン、パリなどと同様に

注目されて扱われている都市でしょう。


彼の政策は良し悪しは別として

石原氏が「東京から日本を変える」とは僕はすごく分かる。

東京にはそのパワーが備わっているとおもうから納得できる。


また東京がすごい事をすると”日本って面白い”って事にグローバル的にも認識されやすい。

いろいろな意見があるけど、

東京がまず必要なものを今の僕が考えると、

それはこれから生きていく国民のマインドを前向きにすること。

いまの社会、野球、サッカー、フィギアスケート、K1などのスポーツでしか日本が前向きにみえる

ニュースがみえてこない。


少子化で減る一方で老人が増えて消費は低迷

:高齢者の待遇改善


これらは日本が絶対に対応しなくちゃならない内容。

安定した社会がなければ、成長なんかしても簡単に崩れてしまうもの。

だから”生きていく基盤”はしっかりつくらないといけない。でもそれは国の仕事。


今の東京の仕事って、やっぱり日本はもっともっと成長する国になるのだという

「モチベーション」なんじゃないかなーっておもった。


石原慎太郎氏のオリンピックをやる!という新しいパワーは感じるけど

”新しい若い人のパワー”はあまりかな。まあ選挙だから仕方ないのかもしれんが。


さてさて、そんなことをおもったのは

あるネットの記事を思い出したから。


彼は、日本の仕事の仕方の変化について

指摘しているときに2つの点を指摘していた。

【「ウェブ進化論」の梅田望夫氏に麻布の蕎麦屋で聞いた話】

「分かってほしい」熱気に驚いた

https://nb.nikkeibp.co.jp/free/x/20060320/20060320005444.shtml


ぼくが気になった点を要約すると、

かつては日本の会社が若かった。

:今より若かった。精神が老いてなかった。高度成長期の勢いがあったし、

アメリカ的な経営スタンダードが入る前だったから、資金調達とその効率的な運用、といった問題も、

いい意味でいい加減にできた。

:好きなことをやって成長するんだと言う方向を思い切り追求できた、

そういう時代だったからというのがありますね。

・やっぱりパソコン、半導体、周辺機器あたりまでは、ITといっても製造業

;今は、これはネットの向こう側だと、事業のかたちは製造業じゃなくてサービス業だと。


具体的な例として、松下電器産業は、中村(邦夫)さんが

若い世代に権限移譲したことをあげていた。

この要素は松下がいっきに急成長した理由のかなり大きな要素であった。


いまの日本は、新しい雇用が増えている。だからこそ、これからの会社、国には

モチベーションが必要だとおもう。


ものごとってトレードオフだとおもう。何が必要で、何が得られないのかがあるから

判断にこまるものだとおもう。

これからのTOKYOの行き先を考える上でも

やらなきゃならないことは山済み。


でもその中で東京は何を優先していくのかは都民の意見がきめてい事であり、それは

トレードオフなんだろうなと思う今日この頃。


p.s.

でもこの本の表紙はちょっとおどろおどろしい感じがするな。。

[rakuten:book:11810085:detail]