フィンランドMBA;海外と国外の報道の違い

クラスのプロジェクトで海外と国内の報道の違いという

トピックをやったときに日本のケースをしらべていたら面白い記事をみつけた。

国内新聞と海外新聞の比較論

http://web.mit.edu/polisci/students/lhughes/Hughes_Political_Reporting_9902.pdf


中身は1999年に作成されていて、

すでに7年も前にかかれてあるのだけども

よんでいて、現状と照らし合わせても

あんまかわってないよなっておもってしまった。


いい意味でも、悪い意味でも

海外と日本国内の報道体制って違う。


だからそれを読んだり、みている僕達にも

大きな影響をおよぼしていると思う。

この論文の主な目的は

海外新聞と国内新聞の日本の政治過程に対する報道、
特に1993年以降の報道、の共通点と相違点を
明確にしている。

いくつかの政治勢力から1994年に結党された
新進党」に対する報道という枠組みから検討する

細かい内容はぜひ文書を直接読んでほしいのだけど

特に、この文書でいっていることをまとめると。


国内新聞の報道の特徴

国内新聞の報道の一様性

ミクロ的に報道する傾向

記事の「反既存政党」の性格



一方、海外新聞の記事

報道の多様性

マクロ的に報道する傾向

「政治的変化」を強調する。



その違いがおこる原点として

新聞の社内構造

取材の方法(記者クラブ等)

報道の方式

新聞の編集方針


にわけて検証されていた。

例えば、1. 新聞の社内構造 をあげてみても海外と日本は全然違う。


各海外新聞には、1人から5人までの記者を起用し、報道を行う。


例えばザ・オーストライアン紙の場合は記者1人と

記者の日本人のアシスタントの一人を中心に取材を行う。


この記者は政治だけでなく、社会や経済等の分野の

関連記事も担当しなければならない。


一方ファナンシャル・タイムス紙は記者5人と

アシスタントを起用し、経済、産業、政治等の分野を分担し、

取材を行う。政治担当の記者は1人になる。


国内新聞の社内状況は大きく異なる。


政治部の記者の数は約50人である。

例えば読売新聞の場合は、部長が首位に立ち、


その以下で実際に取材する記者は40人から45人である。

28その意味では国内新聞は政治的な出来事を非常に

ミクロ的に取材する事が可能になる。

誰が報道していて、どうやって取材をしているのかを

きちんと把握することが新聞を読む上で大事な事項ですね。


新聞をとって、読んでいる人もここまで考えて

記事の本当の意味を探る必要があるんだなーっておもった今日この頃。