フィンランドMBA:ケータイでSSNをやって儲かるのか?

かなり前のことだけどKDDIがグリーと組んだ。

さらにソフトバンクMySpaceと共同でベンチャーをつくってサービス提供する。

ソフトバンクはYahooもあるので

両方のサービスのすみわけを考えるのも大変だな。


というか

お金の払わないユーザを集めて、広告で儲ける仕組みって

ケータイでも通用するの?



僕は、ケータイの広告モデルはうまくいかないとおもう。

でもブランド広告としては成功するとおもう。


もうちょっと正確にいうと

ブランド告知(映画の宣伝、新しい製品の宣伝)とかにはつかえる。


でも広告の売り上げを伸ばせるかっていうと

うまくいくサイトといかないサイトが大きくはっきり分かれる。


ポイントは2つ。

ひとつめは、もともとユーザは

自分の日記を更新したり、

友達の日記をみにきたりしているから広告はメインではないから。


広告をみても”あー、こういうのがやってんのかー”

しかないと思う。そっからモノをかったりするのは

本当に少数なようなきがする。


そうするとあくまで、ブランド広告でしかない。



2つめは、もともと集客のあるとこに広告をだそうとすれば単価はすごく高い。


例えばmixiのトップに広告をだそーっていったら1週間何百万くらいなのか。


ちなみにヤフージャパンのトップページ右上にある広告枠に掲載する時のバナー広告料金は、

1週間で700万円くらいみたい。


このバナー広告は、1875万回表示保障。

一回表示あたりの料金は0.42円くらい。


またYahooのメールで使用しているときに

一番上にあるバナーの広告費用は1週間で300万円。1500万回表示保障。

一回表示あたりの料金は0.5円くらい。

(参照;Yahoo! JAPAN  広告商品と料金のご案内

 http://docs.yahoo.co.jp/info/advertising/rate/


MNSのトップページのテキスト広告は9000万回表示保障。

で価格は1週間で350万円

(参照;MSN/Windows Live 2007年1月-3月期

    http://advertising.msn.co.jp/download/


有名なとこの広告バナー掲載料金はこんな感じ


そうすると、単価の高いサイトに広告をだすよりも、

単価の安いサイトで”とりあえず”広告をだしてみるケースが多い。


そうすると、高い単価に広告をだせるような企業or

ブランド広告でしかないから、そのサイトからは儲からない。

つまり、クリックしたユーザが実際に購入したのかの

コンバージョンレートが低いことになる。


そうすると、広告モデルとしては、

ブランド広告としては意味があるときがあるけど

クリック広告としては、あまり儲からないケースが多い。


じゃあ、どうしたら儲かるのか。


”実際にモノ・サービスを購入してくれすヒト”

をどうみつけ、キープするかが絶対条件。


web2.0でいえば、ロングテールなのかな。

幅広いユーザにアクセスして、そのヒトにあったサービス・モノを

状況にあわせて提供する。CRMですね。


ポイントは2つ。

1つめは、

ケータイからお金を使ってくれるヒトに絞る。

ケータイをもっているヒトの数パーセントしか

ケータイサイトからモノ・サービスをつかっていないとおもうから。


ニッチに、コツコツと、

お金をいっぱいつかってくれるヒトが大事。


2つめは、

CRMとそのヒトが何をしりたいのか・ほしいのかを

マッチさせてオススメすること。


例えば、ケータイで調べたモノ、

サービスとSNSでよくみている

内容のキーワードを組み合わせていくって感じ。


もうちょっと具体的にすると、

僕は今日、映画”スパイダーマン3”をみにいった。

映画館の窓口でケータイで支払いをすます。


家に帰る途中で、スパイダーマン3の批評をケータイで調べる。

そうすると、SNSのサイトの広告はスパイダーマン3関連の内容が掲載される。

っていった感じ。


まあ、ちょっと広告的にうざい感じがするけど。

さらに自分の行動が完全に把握されているのも

ちょっと気味悪い感じがしてしまうのはちょっといたいかな(笑)


でも、状況によっては、

オススメしてほしいときもあるから

欲しいときに提供してくれる広告であればいいのだけど(笑)