北欧生活;本当に日本って自給率が低いの? そのいち
経済についての授業中のことだった。
”日本って食料の自給率が低いから輸入しまくってんだよね?”
ってアジア系の生徒にいわれた。
なんで
”そっか? 日本の主食である米はほぼ100%だよ。”
っていったら驚いていた。
ただ、他の食材についてはコメントしなかった。
っていうのは全く知らないから。
なんでちょこっとしらべてみた。
経済とか勉強していると
中国やインドの急成長ぶりがかなり話題になる。
まあ、人口がおおいからこれから伸びるとおもうんだけど、
人口増加にともなって、人が消費する”量も
もすっごくふえてんだろーなって思った。
例えば、電気、水、食料、石油などの
生活のうえでのインフラはとんでもない勢いで伸びていると推測。
ちなみに、僕は魚が大好き。
マグロやサンマなんかすきなので
魚の消費量をちょこっとみてみたら
7〜8年前までは、日本が世界一の魚の消費国だった。
でも中国が、牛肉、魚などのたべものも輸入しはじめた。
さらに問題なのは、中国がボーダーラインを超えて、密漁も
かなりしているらしいこと。
中国の人口は約13億人
日本の人口は約1億3千万人
中国が豊かになればなるほど、
かれらのカロリーベースもあがってきます。
そうすると、海外の国からもっともっと
食料を買い付けにいく。
アメリカ、オーストラリア、カナダなどからバンバンかっていく。
これらの国は広大な土地をもっている分、輸出も十分できるし
国内分も十分補える生産量をもっている。
そうすると輸出している量から割り当てになると判断すると
日本の分がすくなくなってくる。
カロリーベースの日本の自給率って、現在は40%くらい。
他の先進国である、ドイツ、アメリカ、フランスに比べると全然低い。
まあ、土地の大きさとか、経済圏の違いなどもあって日本と状況は違う
けど、日本は本当に低い。
というのも、
工業が盛んな国であり、それによって経済成長を遂げているからこそ
農業関連はどうしても少なくなる。
40年前は、約1300万人の農民、約1200万人の漁師がいた。
でも工業にみんなうつっていった。
というのも賃金が違うのもあったとおもう。
それが現在だと約500万人の農民、約20万人の漁師とのこと。
そうすると、自分の国で栽培していくことが
本当に大事になってくる。
選択はある程度きまってきて、
1:農家を増やし、生産量を増やす=農民の収入増加
2:国土の約70%をも山岳森林地帯が占めている状態のかえていく。=高生産・高収益農業
3:高品質をうりとして、国際競争力の向上
4:日本国内の食料消費量をさげる。
などなど。
特に僕が気になるのは
4の食料消費量をさげるという部分。
こんだけ便利な生活をしていたら、
なかなかサービスのレベルを下げれらない。
下げると、お客はいなくなってしまうから。
でも日本は残飯は世界一。
アメリカに留学していたときに、カフェテリアによくいっていたのだけど
食べ残しをすっごいしている学生が多かったのをよく覚えている。
”日本はたべものを粗末にしない”っておもっていたので
たべのこしをドバドバすてていた光景に違和感をおぼえていたのだけど
よく調べたら、日本は世界一の残飯をだしているとしった。
日本人の残飯統計をみてみると
家庭;900万トン(年間)
スーパ;/コンビニ 700万トン(年間)
僕がおもう日本の美学は、無駄のない
シンプルでつかいがってのいいデザインとサービス。
これからおしゃれな生き方も
無駄のない、シンプルで、考えぬかれた生き方
ってのがはやると余計な残飯などもなくなって、必要なものだけ
自分でつくっていけたら面白いんだけどっておもう今日この頃。
参照=====
農林水産省|海外農業情報|中国の農林水産業概況
http://www.maff.go.jp/kaigai/gaikyo/z_china.htm
平成14年度の食料自給率
?http://www.kanbou.maff.go.jp/www/jikyu/jikyu01_14.htm