フィンランドMBA:北欧の証券取引所を見学

shuuppa2007-09-16



フィンランドMBAプログラムで

スウェーデンフィンランドなどの北欧の証券取引所

運営(OMX)に見学をしにいったことがある。


「えっこんなとこにあるの?」

って感じでかなりコジンマリしていた。


いろいろなプレゼンを北欧の証券取引所の方々が

企画してくれ、大変有意義なものだった。


その中のひとつとして、

「今後の、成長プラン」が大変興味深かったことを覚えている。


中味については、まず欧州内でのプレゼンスをどうあげるか。

そして欧州にとどまらず、海外にも積極的に展開してきたいとのこと。



OMXとは過去3年間に7つの証取が合併した北欧地域最大の

証取した北欧の証券取引所


2003年にスウェーデンのOM ABがフィンランドのHEX plcを

吸収合併することで誕生。

2004年にはコペンハーゲン証券取引所の買収も行っており、

現在傘下の証券取引所スウェーデン

フィンランドバルト三国に及ぶ欧州の有数の

証券取引所へと発展してきている。(byWiki)



そのOMXにいろいろ変化がおきている。

その2つのニュースが

1:Dubai Talk Heats Up OMX Shares

2:Nasdaq bids $3.7bn for Nordic OMX

つまり、 北欧の証券取引所を運営するOMX

ナスダック・ストック・マーケットと合併について合意。

さらにそのOMXをドバイ証券取引所が買収案提示。


内容としては

US stock market operator Nasdaq is offering to buy its Swedish counterpart OMX in a $3.7bn (£1.8bn) deal.

The offer comes after Nasdaq was rebuffed in its attempts to buy the London Stock Exchange, failing with a $5.3bn bid earlier this year.


http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/6690419.stm

Nasdaq bids $3.7bn for Nordic OMX

合併取引は、OMXを37億ドルとして評価するナスダックから

買収提案の形でなされる予定。

米ナスダックは、ロンドン証券取引所LSE保有株式31%を

売却。つまりロンドン証券取引所の買収をあきらめ、

北欧証券取引所OMX買収に焦点を当てて行くようだ。


The New York Stock Exchange merged with Euronext, the operator of stock markets in Paris, Brussels and Lisbon, in a $14.3bn deal.


ナスダック証券取引所のRobert Greifeldの

コメントが印象的。


The future of exchanges is about technology, flexibility and scale

これからの取引所は、テクノロジーと柔軟性とスケール(拡大)ですよ。


これ、グーグルにもあてはまるとおもった。


最高の技術・エンジニアをもつグーグルが、

ユーザの要望にあわせた柔軟なサービスを提供することで

スケールを拡大している。


もちろん、他の企業にもあてはまるとおもうけど、

日本の企業だとどこになるのだろう。


ソニーも最近は技術って感じもしない。

トヨタだとしたら、ハイブリッド車をつくれる技術、

そして原油だかなどでガソリン高の中高まる顧客の

要望に柔軟にこたえ、海外での販売を拡張しているといえるのかも。


日本の証券取引所はどうなんだろうか。

アジアでプレゼンスをもてることをしているのかというと

なんかそんな感じもしない。


問題は、言語だけのようなきもしない。


シンガポール証券取引所の方が

現状グローバル化に対して、様々な政策を実施して

いるようにみえる。



すでに、NYSEはEuronextと合併し、これからも
市場をひろげていく姿勢をみせている。

つまり、さらにお金のグローバル化がすすんできていること
になる。国境なきビジネスが促進されている。


こういったグローバルなおかね、ビジネス、人、

イデアの動きこそ重要だし、面白いし、世の中の動きをみていくのに

大事だとおもった今日この頃。

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