フィンランドMBA+:いまさらケリーvsブッシュ?


最近ちょっと時代をさかのぼって

アメリカ大統領選挙の「ケリーvsブッシュ」を

調べてみた。


なんでそんなことするのか

よくわからないけど、今から4年前の

世界をちょっと覗いてみたくなったから。


情報は「最新」「その後」となって

流れてきます。でもある一定の期間がたつと

大抵その情報を追わなくなります。

つまり、追わなくなった情報の中に

「今から考えると大事な要素」がおっこちている場合が

あるからです。


そういう意味では

ネットというメディアは最適ですね。



さて、

当時を覚えている人はどのくらいいるのか

分からないけど、ケリーvsブッシュは大接戦でした。


・米国の赤字

・雇用の低下(既存サービス業などの海外移転/インドや中国に既存のホワイトカラーが異動していることなど)

・為替レート問題(中国の人民元に対する対応など)


新しい産業がでてこない上、

既存のサービス業がコストの安い海外に

移ってしまってきている今、政府の対応方針がとわれていた時代です。


イラク問題により、利益のある軍需産業が主になり

家電製品におけるグローバル競争力は全然成長しなかった。

今、アメリカにおける家電製品で日本より優れているものをあげるとするとあまり頭に

思い浮かばないのが現状です。


つまりコストの安い中国などで製造をして、

米国は輸入する方がはるかに経済合理性に適しているから。


そうなると、自国の製品力は上がらない。


その結果、今の保護貿易的な考え方につながってくる。

アメリカが推進してきた「自由貿易」というのは

影が薄くなってきている。


あれから4年後、

誰がオバマ氏のような新しい要素が

政治にはいってくると考えていたでしょうか。

それだけダイナミックな政治ですよね。


日本の政治はどうでしょうか。?

ダイナミックに何かが変わって、日本の経済、未来への方向性は

大きくかわってきたのか疑問です。


柔軟性と即応性がもとめられる時代だなと

考える今日この頃。