辺境近境:経済不況と中国の通貨(Yuan)の関係

経済状況の回復などについて
ニュースがながれているが、その中でも
政府における通貨戦略がより重要なポイントに
なってきている。

現在はドル安円高のため、
弱いドルの影響で輸出関連企業の収益や利益に
大きな影響を与えております。

特に海外シェアの多い企業(ソニーパナソニック、車関連企業)
などは特に影響を受けています。

NY Times紙の中で、
経済学者であるポール・クルーグマン氏が
最近指摘しているのが、中国の通貨戦略に対しての批判していた。


彼いわく、
中国が元(Yuan)をドルペグにしている事で、
世界における他の国々の経済状況に悪い影響を及ぼして
いるとのこと。

ドルがこのまま弱いままであれば、ドルペグを行っている
元(Yuan)も弱くなり、輸出などにおけるメリットが強まることで
他の国々の製品よりも価格を下げて輸出できるようになってしまうからです。

また労働力も同じことで、
人件費を安く抑えることができれば、
海外の企業を誘致することで
安価な製品を作りやすい状況になります。

その結果、中国における輸出の黒字額は上昇しています。
(逆に米国は輸出入に関しては赤字に落ちいっています。)

日本の為替に対しての戦略は
いつも明確ではない。中国の方が明らかに戦略的である。

今の時代、100円の価値は都度変わっていく環境だからこそ
日本の国益、及び今後の日本の成長を考えた上での
通貨戦略を発表してほしい今日この頃。