フィンランドMBA+:トヨタは将来のライバルは、グーグル

先日の「辺境近境:ネットとケータイの世界感」続き

電力網と通信網を同時に構築する動きが強いという内容。

トヨタは「将来のライバルは、グーグル」

というのはスマートグリットに関連した話です。



例えばグーグルは、大西洋側にアトランティック構想をかかげた。

http://www.marubeni.co.jp/news/2010/101012.html
丸紅株式会社(以下「丸紅」)は、米国のインターネット企業であるグーグル社(Google Inc.)、スイスのプライベート・エクイティ・ファンドであるグッド・エナジーズ・インベストメント社(Good Energies Investment Corp.、以下「グッドエナジー」社)、米国の規制送電線開発企業であるアトランティック・グリッド・ディベロップメント社(Atlantic Grid Development, L.L.C.、以下「アトランティック」社)との間で、米国中部大西洋岸地域において大規模海底送電線の開発業務を共同で推進することに合意、10月7日に共同出資・開発契約を締結致しました。

丸紅がグーグル社、グッドエナジー社、アトランティック社と共同開発を行う大規模海底送電線は、今後中部大西洋岸4州(ニュージャージー州デラウェア州メリーランド州バージニア州)沿岸に建設が予定されている洋上風力電源と同州内陸電力系統を接続するものであり、将来的には約6,000 MW相当の洋上風力電源を接続する見通しです。送電線開発・建設は5つのセグメントに分けて順次推進し、約1,500 MWの送電容量を持つ第1セグメントの開発を今後2年に亘り行い、2013年中の建設着工、2016年中の操業開始を目指します。


日本においてもau とTepcoが組んで、

光通信と電力網の構築が行われているが、

まだ未完全な部分が多い。

スマートフォンでマーケットシェアを失いつつあるau

資本関係の強い関係会社を活用すべきでしょう。





そもそもauひかりサービスは、

KDDI東京電力パワードコムの3社が通信事業の統合化ではじまった。



ちなみにKDDiが光サービスをはじめてのが、

2003年。「ブロ−ドバンドDION "F"with「Bフレッツ」として提供を開始したが、

NTTから光ファイバー網を借用してしたサービスなので、

勢力としてあまりビジネスとなっていなかった。



だが3社統合によって

東京電力のサービスであったTEPCOひかりを吸収したことで

auひかり」サービスを本格的に開始しはじめました。

まだ全国展開はしておらず、限られた地域でのサービス展開であるが、

サービスとしては今後のびる可能性は十分あると考えます。





さらにauトヨタや京セラと結びつきが強いのだから、

スマートグリッド以上のサービスを提供できると思います。



車からもネットにつながり、

家の電気管理も行えて、さらに家の中や外でもネットができる(つながる)環境が

構築できるから。



そういえばちょっと昔、

ソニーが. 1TBのHDDを内蔵した独自のホームサーバー「Liblog Station」を

発表したことを思い出した(2008年5月でした)。



用途としては、ハイビジョン品質のビデオ映像を、

家庭内のパソコンやテレビ、プレイステーション3などのほか、

家庭の外からも楽しめる機能を装備。販売価格は約6万円前後だったそうです。



でも2008年から、この製品のアップデートは特にきいてないので、

うまくいかなかった可能性があります。でも、

このアイデアは10年後にいきてくると考えています。



むしろもっと進んで、クラウドの発想をもっと活用して、

家にサーバをおかなくて、必要なコンテンツは、

クラウド(ネットの向こうにある倉庫)から都合がいい時にひきだしてくれば

いい。という環境ができればもっと素晴らしいプロダクトに


なったとおもうんですけどね。。。



となると、auはまだまだ飛躍できる要素をたくさんもっています。

車からネットがつながったり、電話ができる環境。家電製品が

家の外からもみれる環境。



ネットにつながれば必要なことができる環境を構築すればいいのです。



トヨタは「将来のライバルは、グーグル」と指摘しているように

今後、電力をいかに活用するのかがこの5年間のトピックだと思う今日この頃。