ちょこっと世界旅行:ボリビア南部ポトシ

とあるニュースで、日系金融機関がボリビアへの融資との内容を目にした。

その融資先が、サンクリストバル・ポトシということに興味をひいたから。


理由は、大学卒業時の南米旅行の時に、

ポトシにある銀山を見学したことがあったから。



この銀山は、鉱山の中の作業場を見学可能ということだったので

さっそく銀採掘現場にいってみたところ、衝撃なことだらけであった。。。



理由は「劣悪な作業環境」であったこと。



作業場は、山の中なので暗いし、砂埃がすごい。。

さらにその埃をとるために、水をまいている?!のであたりはびしょ濡れ。



なので

あたり一帯がドロドロ。。さらに、熱気があるため、

ゴーグルはすぐ曇るし、暑い。。

CSRやら労働環境団体など、世の中んは様々な労働保護団体があるが、

この環境をみたら驚くようなところだった。


その現場には英語が話せる方が少なかったので、限られた方々の意見しかきいていないが、

賃金も最低。環境の劣悪、長時間労働なので銀山で働く男性のほとんどが

40歳くらいで亡くなるとのこと。

もちろん自分がボリビアに訪れた当時の話なので、

現在はどうなったいるのかは不明ですが、そういう現状をみてきました。



作業をしている方々をみていると

口の中でガムみたいなものを噛んでいたので、

何を噛んでいるのかきいてみたところ、

とある葉っぱを口の中にいれて、そこに石灰を混ぜて噛んでいるとのこと。



つまり、この葉っぱを活用することで労働からの苦痛を和らげて、

作業に没頭しているそうだ。



ボリビアでは、この葉っぱが普通に市場にあるお店でうっている。

ちなみに、この葉っぱのお茶は普通の生活の中で、健康茶として扱っているし、

高山病などにもきくそうです。

(もちろん、この葉っぱはほとんどの国では、栽培や使用を違法として

あつかっているものなので、ここで推奨するものでは決してないです。)



いろいろなカルチャーギャップがあり本当に印象の強い体験をした

ボリビアだったなーと思う今日この頃。





==

参照:

国際協力銀と三井住友銀、住商系鉱山に協調融資、ボリビアで210億円。(2010/11/26)

 国際協力銀行JBIC)と三井住友銀行は、住友商事が全権益を持つ南米ボリビアサンクリストバル亜鉛・鉛・銀鉱山に対して協調融資を組成する。金額は2億5300万ドル

(約210億円)で期間は約5年。採掘などの事業資金に充てる。同鉱山は防食塗料や自動車バッテリーなどに使う亜鉛と鉛について、日本の全輸入量の1割強を生産しており、資金面

で安定的な運営を支援する。