フィンランドMBA+:60兆円ものお金はどこからやってくるの? その

In FED we trust
By David Wessel

In FED We Trust: Ben Bernanke's War on the Great Panic

In FED We Trust: Ben Bernanke's War on the Great Panic

についてもう一言。

この本の内容についてインタビューを筆者がうけていたのを読んだので、

うる覚えながら記載してみる。

  1. 1:金融危機から世界各国における法令・対応はどうかわり、どうよくなったのか
  2. 2: 金融機関において、この状況をどう分析し、今後の対応にあてているのか
  3. 3: 世界における市民の方々が、この金融危機から何を学べたのか。


1:に関しては、G20などの国レベルの会合の中で、各国の役割が明確になってきた。

特に影響力のある中国の為替対応、インフレ対応については、常に話題になっていた。ちなみに米国における金融危機対策として70兆円投入。

ちなみに70兆円で何がかえるかかんがえてみる。やっぱ国ひとつかふたつ位購入できそうな金額である。


2: に関しては、バーゼルIIIなど新しい市場/信用/オペリスクに関するグローバルな規則ができ、

リスク管理を行うことで、金融機関の安定化を図っている。


まあ、一部の方々は「米国のとばっちりを受けて、面倒なことをやらされている」などの表現をつかっているが、

どうしようもないこと。経済の大きな波があるのに、文句をいっても小さな波はのみこまれて消されるだけ。

だったら米国以上の金融大国を築きあげることがより大事でしょう。


3:サブプライムという金融派生商品がはじけた瞬間に、あっというまに政府が大事だと認識していないサブプライム関連企業が市場から撤退させられ、

さらにCDSなどにも大きな影響をあたえ保健会社やソブリン関連にも多額な影響を与えた。


僕のような一般市民にとって、

このとてつもな出来事から何をまなべるのかというと、リスクというのはいきなりポンっとでてくるのでなく、

徐々に育成されてある基準に達したところで「あぶない。あぶない」とい

われつつ、ほっといたことではじめて弾けてしまうモノ。


っと感じました。

危ないものだと認識しつつも、リスクとリターンをかけひきにし、その天秤の結果


米国の金融危機だけでなく、世界における金融恐慌(Financial Panic)を次々と引き起こした。


今回の内容は本当にいいケーススタディとして今後も活用されていくのかだなーって思うと面白い。

だけど、時代の大きな渦というのは、自分が意識しないと全く他人の世界にもなってしまうもの。


見えないストーリーをみるために、自分で意識をもって世の中に存在していないと、見えるものもみえてこないと実感する今日この頃。