フィンランドMBA+:60兆円ものお金はどこからやってくる?

昨年の11月のこと。

米国のバーナンキ議長は、2011年6月末までに6000億ドル(60兆円)の国債を購入

=量的金融緩和第二弾(Quantitative Easing 2)が発表した。


日本にいるとあまりかんじなかったが経済やビジネス動向をみていると激動の一年だったとおもう。


米国発の金融危機の影響はまだ継続しておりQE2や欧州におかけるそソブリンリスクも引き続き経済に影響を与えている。

日本の政治の文句をいっても何もはじまらないのだけど、最近

よんでいる本をみていると日本の政治家たちは国にとって役立つことをきめているのか全くみえてこない。


In FED we trust
By David Wessel

In FED We Trust: Ben Bernanke's War on the Great Panic

In FED We Trust: Ben Bernanke's War on the Great Panic

内容的に、驚く点はたくさんあるのだが、特に驚くのは決定を決める速度。

Bear Stearns、 AIG,Fanny May、Freddy Mac,そしてLehman brothers

サブプライム問題で次々と訪れる金融崩壊危機に対して、

分単位で決定下していくのが印象的。



もちろん、ストーリーとして書き上げている部分はあるとおもうが、

この一瞬一瞬の決定が世界の経済動向をきめる内容で

あったかとおもうと身震いしてくる。



日本は本当に未来のための決定をしているのかわからない。


もちろん必要な要素があるとおもうのだけど、

日本に必要な事項に優先順位をつけるとすると、

今やっていることはそこまで優先順位が高いとは思えない。



つまり政治家が考える優先順位を見極める能力がないと考えるのであれば、

さらにこれからこの国における意思決定は不透明なままだとおもう今日この頃