W杯旅行記:バルト三国の物価

バルト三国にいってビックリしたのが物価の高さ。。


ラトビアリトアニアエストニアという国を

一体どれだけの日本人がしっており、いったこと

あるのかわからないけど、日本より物価が高いのにはかなりビックリ。


バルト三国は2004年5月1日加盟国になり現在はユーロ導入を目指している。


ただ問題になっているのが、インフレレート。

あまりに成長が早いため、インフレ気味っぽい。

つまり”モノ”の値段がだんだん高くなって

きているみたい。


3カ国とも大きな経済成長をとげ、目覚しい成長力を

発揮している途中。 その影響もあってか

ヘルシンキより物価が高いのでは??と

おもうほどである。


エストニアを例にすると、

フィンランドから高速船で1時間半という近さ。

ユネスコ世界遺産でもあるタリン市旧市内を中心とした

観光を収入源とし、バルト3国中で最も経済状況は良好とのこと。

1年間の観光客数は500万人くらい。

今後2007年をめどにユーロへの移行を予定だが、延期される。


さてその物価であるが、

必ずしもその”モノ”の価値を

あらわしているとは思いません。


日本で100円のホッチキスが

リトアニアでは300円くらいしていたら

”なんなんだ??”っておもってしまうのと同じ。


ふとおもったのが、

竹中大臣がいっていた、

マネタリズム−貨幣数量説の考え方。

「インフレーションは貨幣の量がおこす現象」


そうすると、バルト三国のようなユーロ導入前の

小さな国(閉鎖的)だとお金を発行している量が

小さいのですぐ価格に反映してしまうのでしょう。


お金がなくなれば発行。

そうすっと市場におけるお金の量が増えるので

物価も上昇って感じなのでしょう。


バルト三国における物価(価格)上昇は、

”モノ”が生活の中流れ、同時にお金と交換される

量が増えているって事です。


例えば、りんごの値段が上がったり下がったりする。

これはリンゴそのものの価値の上下と云うよりも、

りんごの価格という”現象”が動いている、

とも考えられます。


そう考えると、バルト三国みたいに通貨の出入りが

ちょっと閉鎖的なとこだと、”モノ”に支払う

お金の量が多きくなれば、

その”流れ”としての物価は高くなりやすくなる

といえるのでしょうね。


そんなこと思いながら、

ラトビア:リガにある旧市街地にあるカフェで

500円もするカプチーノを飲みながら

ゆっくりしておりました。