日本の未来はフィンランドから


宣伝になってしまいますがすいません。。

少し前に僕の通っているMBAプログラムで一緒に勉強していた

日本人の友達がフィンランドについての本を出版しました。


ザ・フィンランド・システム―日本ビジネス再生の鍵は、フィンランド(世界競争力1位)にある

ザ・フィンランド・システム―日本ビジネス再生の鍵は、フィンランド(世界競争力1位)にある


そこのレビューでちょこっとコメントを記載したので

こっちにもコピーを送付しておきます。


この本を読んで

”そうだよなー”とおもうのは

日本の成長のサステナビリティーの限界。

日本からでてくるグローバルカンパニーが少ない事。


最近、話題のソフトバンク

日本での”革新性”は巣晴らしものをもっているが

世界で”ソフトバンク”をしっている人って少ないと思う。


世界経済の多様化が

ものすごい勢いで進む中、

日本初のグローバルカンパニーはこれからでてくるのかどうか。


そのヒントをこの本で書いてあったとおもいます。

もし時間があったらオススメです。


===


日本経済は今、停滞期から復活し
元気がでている感じがする今日この頃。

ただ僕が気になっているは、
”今の経済的な成長は長期的なものなのかどうか?”

日本は”モノ”つくりが素晴らしい 
とよく言われるが
現在の大きな世の中の流れにそった”モノつくり”(技術)は
まだまだ少ないと考えている。

僕が特に懸念しているのはインターネットの世界における
”モノ”つくり(技術)が非常に遅れている感じがしているからだ。


筆者はこの点に関して、
フィンランドのシステムから学ぶことが
多いと明確に記述している。

特に面白いのはハイテク企業育成 ベンチャー企業
(インターネット・セキュリティ、モバイル機器関連)
を公的機関が最大限にバックアップしている仕組みを
論理的に指摘してある。

またヒト・教育への投資が
どうやってサステイナブルな発展にはかかせない要素として働き
フィンランドという国の発展にも貢献しているのかも
分析されている。。


福祉国家ベンチャー国家の両立する国など
無理そうな感じがするが、本書を読んでいただければ
”そういう考えをもってビジネスをしている人々もいるのか”と
共感できる部分が多いと思う。

世界の経済・マネ構造が大きく揺れ動いている現在。
ドルやユーロが大きく揺れ動いている今、
欧州や北欧におけるビジネス構造を把握することは重要事項だろう。

筆者のバックグラウンドからもわかる様に
非常に論理的かつ、リサーチもされている内容には
深く敬意を評したい。