フィンランドMBA;子供のおもちゃビジネス戦略

shuuppa2006-12-04



子供のおもちゃ会社のビジネスモデルついて

ちょいと調べることがあった。


北欧にきておもたのは、

生活道具としての”あそび道具”として

認知されていること。


つまり、子供からすると

遊び道具が、かれらの生活だから。

つまり生活道具はあそび道具となるのです。

多分これは大人にもあてはまることなんだけど

忙しすぎてわすれちゃってる人もおおいのかな。


子供は遊ぶことで成長していきます。


北欧には、有名なおもちゃの会社があります。

彼らのビジネスコンセプトをみていると

共通していることが結構みられる。

・製品のコンセプト

・安全性

・デザイン

・デザインカラー


デザインや色に関しては

綺麗なものがおおいとおもいます。


大人も同じなんだとおもうけど、

色からいろいろな印象をうけます。


料理、服なんかも同じかな。


つまり、小さいころから

色鮮やかなものにふれることによって

感性が育つってことをかんがえられているそうです。


またデザインもそうなんだけど、

文字にはない情報はたーくさんはいっております。

これもやっぱ感性。


いいデザインにいっぱいこどものころから

ふれることによって、多様な感性を育てる。


また、そのデザインの製品をつかって

様々な遊びをすることで”イマジネーション”

”楽しみ”をおぼえていくようなコンセプトもある。


安全性に関しては、

公的基準CEマークというものが欧州にあって

子供の目線を大事にし、素材、機能、耐久性、使い方などを

詳細に設定されてあって、子供にとって安全で快適なものを

提供できる環境がととのっている模様。


たとえば、企業例をあがるとすると一番有名なのはレゴだろう。

●レゴ
http://www.legoeducation.jp/

しらなかったのだけど

LEGO」っていう名前は、

デンマーク語の“LEg GOdt(よく遊べ)”

という言葉から生まれた名前とのこと。


デンマークを代表する会社で、世界中で

レゴのおもちゃは愛用されている。

レゴのキーワードは5つ

・創造性(Creativity)

・想像力(Imagination)

・学び (Learning)

・楽しみ (Fun)

・品質 (Quality)


これって別に子供だけに

あてはまるキーワードじゃないよなー。

ってことは僕らは同じキーワードの中で

常に成長を目指しているのかも。


創設者であるオーレ・キアク・クリスチャンセンのコメントが面白い。

子どもに最も大切なことは遊びへの意欲と学習への意欲であり、

それが子どもたちの興味や関心をひろげ、

新しいアイデアと思考力を育てていくという考えを持っていた。

だれにでもいえることだけど、つまらないことはやりたくないし、

意欲も湧き上がらない。


でも大人になることで、

そういう状況にどう対応していくのかをしっかり学んでいく。

どっちも大事だからこそ、バランスなのでしょう。

「レゴ ブロックは創造性を刺激し、活性化します。

心に描いたイメージを現実の世界で具現化し、

表現する能力を高めます。

この点において、レゴ ブロックは

想像の世界と現実とをつなぐ掛け橋であると信じています」


具体的な想像力の例として

面白いなとおもったのは”102,981,500通りの組み合わせ”

http://www.legoeducation.jp/about/index.html

8つのポッチのある同じ色の基本ブロックが2個で、

24通りの組み合わせができます。


3個で は、1,060通り。さらに6個のブロックでは、

組み合わせの数が、何と一億以上。正確には、 102,981,500通りにもなります。

レゴのあそび道具はできあがったものでなく、

つかう人によってなんでもできる=想像力 によって

いろいろなことができる素材ということ。



またボーネルンドという会社も有名。


●ボーネルンド

http://www.bornelund.co.jp/index.html


特にボーネルンドのスーパータフ・バケツは

みたことある人も多いと思う。


25年間ずっと変わらない、ボーネルンドのロングセラーとのこと。

やわらかい素材でできているので、間違えて踏んでも壊れにくく、

持ち手はある程度の太さがありフラットなつくりなので、

どっさり砂を入れて持ち上げても、子どものやわらかい手に食い込むことがありません。

子供の”せいかつ道具”をみていると

いろいろ大人も学べるよなーって思うことが

おおいなーとおもった今日この頃。


p.s.
写真はスーパーバケツ

参照;
フォトレポート:レゴの製造工場--製品が手元に届くまで
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20324188,00.htm