フィンランドMBA;もっともっと図書館


かれこれ10年前くらいから

ずーっとおもっていたのだけど、もっと図書館が

便利になればいいのになーって。


だって、たくさんの書籍やCDが

無料で2週間もかりれるのは海外でもまれだ。さらに予約までできる。


昔、アメリカに留学していたときに

日本に一時帰国したらまず図書館にいっていた記憶がある。

雑誌のバックナンバーはしっかり残っているから、

落ち着いて日本でおこったことをむさぼり読んでいたな。


そういえば、

イーコマースのマケティング部で働いているときに

ゲームで中央図書館にITによる提案書を考えたことがあった。


図書館にいかなくてもネットで簡単検索、

ケイタイをつかった予約で効率化、

本の貸し借りの家まで郵送サービス等。


まあ、もちろん若造の提案書なんて

全然相手にされなかった記憶あり。


でもいま考えると、これって普通にある

サービスになりつつある。


最近ネットでニュースをみていたら、

図書館に関する新しいサービスを開始していることをしって

ちょっと嬉しかった。

有限会社クネヒトが提供する「knezon(クネゾン)」

http://knezon.knecht.jp/


このサービスは

全国の図書館(2006年11月22日時点では47都道府県834市町村の図書館)の

所蔵データとAmazonの書評をマッシュアップしたサービス。


使い方はきわめて簡単。


キーワードを入力すると、

自動的に各図書館の蔵書検索システムとAmazonの両方で検索し、

検索結果がそろったところで表示する仕組み。


リッチクライアント技術には、Ajaxが使われている。


ただ凄く大変な作業が要求されることが予想される。

いろいろな地域の図書館がもっている所蔵データを扱うから。


さらに問題なのは全国のそれぞれの図書館ですでに

使われている所蔵データベースやWebサイト、

図書館システムが個別に構築されており、

個別のデータフォーマットが使われている。


もしそれが、統一されたWebAPIならびに

データフォーマットが存在しているなら

もっと簡単にいいサービスが提供できるでしょう。

現在は、図書検索に際しては、スクリプト言語を使い

図書館検索用フォームを個別に生成して対応している模様。


僕が住んでいる地域の図書館は

まだサービスにはいってなかったので

これからサービスエリアの拡大を期待かな。


このサービスをみていると、

セマンティック・ウェブの考え方だなーと思う。

いまあるばらばらにある情報やデータを

どううまく、効率よくつなげていくのかが

ポイントだとおもうから。


まあ、図書館を便利にしていく反面いろいろなこともおこる。


例えば最近きになった記事だと

”閲覧室で堂々と雑誌を切り取り、職員から注意されると

「どうしていけないの」と反論する人もいる。”



”図書館の本、傷だらけ…「切り抜き」「線引き」横行”

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061212-00000508-yom-soci


まあ、いろいろな方がいるので

図書館もこれから、もっと賢く、もっと厳しく、

そして大事につかってくれる人にはもっと便利にしていけば

日本の生活も楽しくなるとおもうなーっておもう今日この頃。