フィンランドMBA;日本のケータイ事情と海外の携帯事情
ちょっと内容はふるいけど日本のケータイ事情をみて(2005年)みた。
(下記データ参照)
この内容をみていると消費者が望んでいるサービスと
利益をもっと伸ばしたいケータイ会社の相違がはっきりみえてくる。
例えば、ドコモが一生懸命に力をいれている
”ケータイクレジット”なんで50%以上の人々が
いまは必要ないっておもっているサービス。
ケータイクレジットははっきりいってかなり儲かるおいしいビジネスモデルだ。
でも消費者が”ほしい”っておもっているサービスで
ないのであれば、時期を見直す必要があるとおもう。
特に日本では入金(チャージ)する事で繰り返し使用できる機能をもった
”suica”や”フェリカ”がすでに普及しているためクレジットに切り替えを望む消費者が少ない。
ドコモはかつてカメラ付きのケータイを全機種にいれないとメーカーから製品を仕入れない
というような話もきいたことがある。
当時、カメラ付きケータイは必要な人もいたがあまり必要ない人もかなりいた。
でもNTTドコモは全ての機種に導入をした。そうすればとりあえず売れるって感じ。
でも au は少し違った。
消費者の視点と購買行動データをもとに
本当に消費者が必要としている製品をいろいろ考えた結果、au design project などを発足。
のちにユニバーサル・デザインを強調した製品”info bar"”talby”などを産みだした。
最近では、これらの製品がニューヨーク近代美術館
(The Museum of Modern Art, New York/以下MoMA) のコレクションに選定された。
「au design project」の4モデルがMoMA
(ニューヨーク近代美術館) のコレクションに選定
メーカー主導でなく、キャリア主導のビジネスモデルの
メリットとデメリットが、日本のケータイ産業の独特な雰囲気を
引き起こしているとおもう。
こんだけ素晴らしいケータイがあるのだから
もっともっとグローバル市場で儲けることを
キャリア、メーカーがしていけばいいとかれこれ7年くらい前から
おもっているけどあまり進捗もみえないのが残念。
でも今後ケータイクレジットサービスがどうなるのか楽しみかな。
●将来使ってみたい機能、サービス
1
GPS機能 56.1%
2
ワンセグ放送受信 48.9%
3
おサイフケータイ 47.3%
4
AM/FMラジオ受信 43.8%
5
電子チケット 41.4%
6
アナログテレビ受信 38.8%
7
音楽再生機能 36.4%
8
フルブラウザ 34.2%
9
電子クーポン 32.8%
9
テレビ電話 32.8%
●使いたいと思わない機能、サービス
1
ケータイクレジット 53.4%
2
電子書籍 47.4%
3
電子クーポン 43.9%
4
アナログTV受信 43.5%
5
国際ローミング 42.7%
5
トランシーバ機能 42.7%
7
テレビ電話 40.9%
8
AM/FMラジオ受信 37.1%
9
おサイフケータイ 36.3%
10
ワンセグ放送受信 35.8%NetMileリサーチに登録した全国の1000人の男女に2月16日〜17日に調査。
==
参照;
ケータイ買い替えのポイントはサービス?デザイン?
それとも・・・?
http://japan.cnet.com/column/naruhodo/story/0,2000055917,20097021,00.htm