フィンランドMBA;まぁ いっかの心理

MBAのクラスで”NYの地下鉄犯罪”をいかに減少させたのか

ジュリアーニ市長の戦略を勉強した。簡単にいうと”犯罪心理学の理論”


街にあるどんな小さな犯罪でも対応せずに放置しておくと、

いつかそれが大きな犯罪につながっていくという理論。


その昔、NYはとっても犯罪の多い街でした。

落書きも多く、犯罪も多く、地下鉄などあぶなくてのれない状態。


そんな状態でまずジュリアーニ市長が行ったのが地下鉄の落書き消し。

これを徹底的に消したところ、重犯罪の件数が激減。

NYがこの時期からじょじょに安全になりはじめたのです。


これって会社の中、自分の生活の中にもいえること。


ついうっかり小さなミスなどしてしまう。

それが許されると罪の意識がなくなって

ミスを犯すことに抵抗がなくなってしまう(習慣化)


たとえ罪の意識があっても、

自分の中で”ここまでOK”or”まぁ いっか”っというものができてしまう心理。(合理化)


ということは生活や会社の中で大事なことは

部下などに対して、失敗を怒ることでない。


それよりも小さなこと、些細なことを適宜注意すること。


例えば子供が”ごみ箱がないので、放置自転車のかごのなかにゴミを入れた。”

ときにはきちんとごみ箱に入れることをおしえること。


またかごの中にごみがはいっているから

入れた行動はいけないことだと認識させること。


そんな小さなことを街全体ですることで

放置自転車の問題から、ごみ問題までかんがえるきっかけにもなってくるし、

街も綺麗になってくる。


小さな品質改善を行うと、大きなミスが減少する。

小さな品質改善を行うと、長期的にヨノナカよくなっていくこと。