フィンランドMBA;”バブルへGO”と日本のバブル崩壊

日本の映画で”バブルへGO”っていう映画をかなり宣伝していた。

バブルへGO
http://www.go-bubble.com/index.html

企画はあのホイチョイ・プロダクション

と、くれば内容もなかなか面白いとおもう。


”私をスキーにつれてって”や”おいしいもの巡りブーム”の立役者だからだ。


さて”バブル”ときいて僕がおもいだしたのはMBAのマクロ経済の授業での出来事。


MBAでマクロな経済を勉強していると日本のケースが数多くでてくる。

というのも本当にまれな事例ばっかあるから(笑)


セオリーだとこうなのに、

日本のケースになると全然あてはまらないコトや

逆の事例がでてきたりする。


という意味でも面白い国です。


なので、自分がキチンと理解していないと話を振られたときに、かなり困る。。


”いや、ぼくのバックグラウンドはITなんで”

なんていってもいいけど、なんか情けない。

せっかく日本にすんでいるんだから、一言くらい

何かいっといたほーがいいかなとおもったのでいろいろな記事をみてみた。



2005年の情報なのだけど、

全国銀行の総資産はだいたい800兆円

郵政公社郵便貯金はたいたい300兆円

ちなみに、郵便局は資産規模でいうと世界一。


さらに国の援助もたっくさある。

法人税、固定資産税、事業税などの免除&預金は郵便局がつぶれても国によって完全保障)


民間の銀行はたいへんな競争相手の中やっていた。


ヤマト宅急便もおなじ。

郵便局の”圧倒的な国の保護”の中よりいいサービスをすることで、競争をしてきた。


不良債権問題について、クラスで話すことがあったのでとりあえず

僕がおもっている内容を簡単にまとめておく。


バブル崩壊後、銀行にすっごくたくさんのこった不良債権

いろいろな議論がされているし、誰が悪いなど、さまざまな意見がネットにあふれていた。

けど、簡単にいってしまうとオカネを借りた企業の

返済ができなくなってしまったこと。

バブルの時に、不動産を担保にガーっとオカネをかりた。

そしたらバブルがはじけてオカネがはらえなくなった。


そうすっと、貸した銀行はこまる。だって貸したのにかえしてくれないから。


こうして銀行の不良債権はドシドシたまっていった。

というのも不動産を担保にかしていたから、その担保の

不動産価値がドシドシさがってしまい、かした金額すら

戻ってこない状態だから。


そうして、銀行がしたのは、不動産価値にたよった

貸し出しでなく、企業のキャッシュフロー

キチンと審査して貸し出しをしていくプロセスを明確にし、本来あるべきオカネの

貸出オペレーションを開始。


そうすると、中小企業にはオカネがなかなかまわらなくなってくる。


これが貸し渋り


おおくの中小企業は、事業がまだ大きなキャッシュをうみだせてなく、

オカネをかしてもなかなかかえってこないケースの企業がたくさんあった。


だから多くの中小企業などは土地などを担保をすることで金をかりていた。

でも、銀行が”これからキチンとした貸出オペレーションを行います”といったら、

大変なことになった。

そうすることで、多くの企業がつぶれてしまうから。


それが政治問題にもなって、

結局おこなわれたのは”銀行は序所にキチンとした貸出オペレーションをおこなう”っていう考え。


それと対極したのは日本経済をはやくたて直すために、

銀行の貸出オペレーションはしかり行うことにし、もしつぶれそうな企業が

倒産してしまったらキチンと失業者の手当てを充実させる。


そうすることで、倒産した労働者の安心と銀行の健全化を

目指す考えの2つがあった。


つづく