フィンランドMBA;”バブルへGO”と日本のバブル崩壊 そのに

さて、前回のつづき。。

銀行はここで困る。

はやく経営回復をしたい。でも政治的な圧力もある。


さらに銀行の経営がいままでかなり適当に貸出を

行っていたので、マスコミからも集中砲火される。

一体誰の責任なのだ?!と話すことばかり。


結局、責任のなすりつけ合いでおわった感じを僕はしている。


最終的には、政治的な議論がなされ、公的資金導入ということで、

日本経済の海外からの信頼を保とうとした。


さらに、日本の民間銀行は今後の経営方針の健全化を明確にした計画書を提出した。


この内容によると、これから銀行はキチンとした経営の元で、利益をだしていかなければならない。

つまり、”なあなあ”でお金を貸せなくなった。

さらに貸出目標設定なるものが義務付けられた。

これによって、銀行は自分達が設定をした金額分を貸出しなくちゃならなくなり、

無理やり融資をするはめにもなったらしい。


無理やりってとこがミソ。

中小企業にお金をまわすためには、無理やりじゃないとお金がまわってこないから。


その中で、公的資金がいいか悪いかもすっごく議論された。

でも誰が正しくて、誰が間違っているかなんて僕のような知識のない人間にとっては

ほぼ内容はわからないかった。



だって、いろんな人が自分の立場を視点にして話す

ポジショントーク”をしているために、誰が悪い、なにがわるい、って話している人によって

意見が”コロコロ”変わるから余計に意味がわからなくなる。


さて話をもとに戻そう。


公的資金で注入でおこなったことは

銀行の融資を通しての、各企業に対する補助金


銀行から”おかね”をサバーって流しこんだイメージ。


つまり、このときの日本の経済は金利を下げても、オカネを誰もかりないし、

銀行の普通預金に貯めてあるばかり。


不況ってことで国民はオカネをつかわない。


となると、全くオカネが流れない。


で、困った政府が行ったのは債権の大量の発行など。

そして、オカネの流れをよくするために銀行からの融資がでてきた。

つまり資金配分経路をかえたにすぎない。


これによって、政府の借金の拡大=国民の借金の拡大。

で、ただでさえ赤字国家だった日本をさらに加速させていったのでしょう。

いつも思うのだけど、このツケは絶対に僕らにまわってくる。

だから僕らに意思決定権をもつべきだとおもう。

でも、そんなことはおきた事はない。


まあ、そんな国なんだからしょうがないっていったらそうなんだよなー

って思う今日この頃。