フィンランドMBA;プロジェクトの”たてかた”と旅行日程の”たてかた”
プロジェクト・マネージメントというクラスをとった時のこと。
すっごくおもったのは
プロジェクトの立て方って基本的には
旅行の立て方と同じなんだなってこと。
プロジェクトのたてかたの主な要素は、
1:プロジェクトの目標
2:実現範囲
3:体制
4:組織図
5:日程
6:プロジェクトの管理
7:クオリティー管理
8:リスク・マネジメント
まあ、簡単にいえばゴールを明確に設定。
その中で、どの位の日程でどこらへんまでできそうか確認。
できる範囲の中で、実現できるポイントを見つける。
あとは、やりながら調整していくしかない。
というのも、未来なんてどうなるか分からないから。
旅行の日程の”たてかた”もほぼ同じ。
自分の旅行の目的をつくって
どこらへんまでいけるのかを調べる。
日程の制限もあるから、そこは自分で調整
電車、飛行機、車、バスなどいろいろな
手段があるから、予算や時間をみて順序を考える。
自分がしたいことを明確にして、
誰とどこにいくのかもチェック。
また地図をつかって、場所の確認もし、
どういう順序でめぐるのかも確認。
ホテルなどのクオリティー、ご飯のおいしさなどによって
旅の満足度も大きくかわるので、基本は安いとこですますけど
そのときの気分次第では、おいしーものや地元のものをはらいっぱい食べる。
そこはいってから日々調整。
海外にいく場合、いろいろなリスクがあるから
保険について調べておいてはいったり、その地域が安全かどうかの
情報も事前にしらべておいて、なにかあったらすぐ対応できるように
病院の番号、パスポート/クレジットカードのコピー、緊急連絡先などを
準備しておく。
ビジネスも旅行も同じである。
僕の経験からすると、
プロジェクトの期限が迫ってきて
人員補充を急遽おこなうケースをみてきたけど
うまくいったケースは少ない。
それなら、期限を延ばして
しっかりと現状を把握して、日程を組みなおすこと。
フレキシブルにいくことが大事。
旅行でもそうなんだけど、
トラブルにまきこまれたら、自分の予定はかなりずれる。
もしかしたら帰国予定日にかえれなかったり、病院に入院なんて
ケースもありえる。
でもそこは、フレキシブルにいくしかない。
そこから学ぶことも多いから。
僕の経験では
プロジェクトはうまくいかないときに、
逆に人をへらしてうまくいった場合もある。
人月で予算をだして、予算ベースで進めるよりも
実現できる範囲をきちんと認識した人がマネジメント
していくほうが全然はかどるケースもある。
この場合も、その場合にあった対応
つまりその状況にふさわしいのはなにかを
判断しなければ、物事は前にすすまない。
使ってしまった予算が大きいからといって
プロジェクトを中止できないケースもあるけど、
そこはキッチリあきらめる。
そこらへんの"決定要因”を経験と知識からきちっと見極めれることが
ビジネスでも旅行でも重要なのでしょうね。