フィンランドMBA:デルタ航空の業績が全くよくならない理由はなぜ?
ちょっと前のニュースなのですが、
デルタ航空の業績よくなってきていないようだ。
Delta Air Lines Reports 1Q Loss of $2.1B
http://www.nytimes.com/aponline/business/AP-Earns-Delta.html?_r=1&oref=slogin
ATLANTA (AP) -- Delta Air Lines Inc., the nation's third-largest carrier, reported Thursday a first-quarter loss of $2.1 billion, plunging the beleaguered airline into deeper financial straits.
会社は信頼をうしないつつあるし、
原油高もありチケットの値段も
あがり利益はすくなくなりつつある。
ごたごた状態。
これって、GMとほぼ同じ説明があてはまる。
○
通常の米国系の企業であれば、財務、税務、事業、
システムなどの観点から企業の実態をアセスメントし、
リバイバルするために必要な内容をまとめて、
おおきな工程表を作成しているとおもう。
その中には、事業・資産売却などの
財務リストラクチュアリングや
ビジネスリストラクチュアリングが含まれてくる。
でも、GM関連のニュースででてくるのは
グッドニュースなどほとんどない。
GMくらいの規模であれば
優秀な幹部がいっぱいいるはずなのに
全然よくならないのはなぜだろう。
やっぱ組織と人と時代の流れが
上手くシンクロしてないのが大きな要因のひとつだとおもう。
○
世界中どこをみても
価格の安い航空会社に
マーケットシェアを確実に奪われている。
航空ビジネスにおいて
大手アメリカ航空会社の勢いっていうものが
最近全くみえない。
全ては古いコスト体制が、新しい流れに全く
ついていけないことから始まっている。
人件費を大幅にカットすることもすぐには難しく、
かといってチケットの価格はマーケットの競争にあわせて
安く設定せざるを得ないので、利益は確実にへる。
ITによって効率化をしても、現実効率化の波には全然のれず
もがいているようにも見える。
じゃあ、どうしたらいいのか?
世の中の動きにあわせて
自分の会社の流れをシンクロさせなければ
ならないんだとおもう。
今の航空業界の流れをみると、
全ての窓口をオートメーション化、チケット販売もネット。
代理店は一切使わない。ただサービスレベルは向上させる。
そんなサービスが時代をつくっているなかで
何が自分の会社にとって必要なのかを認識し、活用しなくてはならないでしょう。
飛行機は最新のモデルを使用し、
燃料消費率を低下させつつ、快適なソラの旅を提供。
さらに機内サービスは最高のものを提供。
ようは、機内でのサービス・クオリティーで勝負するしかないとおもう。
D航空ははっきりいっていい体験がないので嫌いです。。。
なんでU航空とかには
なんとか復活してもらいたいものです。