フィンランドMBA;「誰でも割」の調子ってどうなりますかね??
ケータイでグローバル企業である
ノキアと大学院で一緒にプロジェクトを
やっていたこともあって日本のケータイ事情は
よくチェックします。
最近ちょっときになっているのは
auが予定している「誰でも割」の影響。
「誰でも割」
サービス内容はというと、
2年間継続利用でひとりでも家族でも、
他社から乗りかえても、つまり
誰でもいきなり基本使用料半額。
まさにケータイの基本料金が高い日本における
かなりの挑戦だとおもう。
というのも
1人当たりの利用料が低下傾向の日本市場。
値下げをカバーし上回るだけの契約者の増加があれば
収益の拡大が期待できるかもしれんけど、
かなり市場は飽和状態。
この新しい割引制度の導入などで1人当たりの
利用料が大きく下がるとすると、
さらに加入者の増加が鈍る=収益の伸びはおちる
って感じが予想できるから。
ニュースではこの「誰でも割」によって
減収見込み200億円は今期の業績予想。
最近の携帯の加入者数傾向をみてみると
auは5月に純増数でトップの座をソフトバンクモバイルに
奪われたみたい。
6月も苦戦が続き純増数はソフトバンクモバイルの
20万4,800件、KDDIのauは13万3,200件とのこと。
ポータビリティを利用した増減数だけをみると
まだソフトバンクモバイルを上回っているから安定なのかな。
5年前までは独走状態だった
NTTドコモの業績の先行きへの懸念は確実。
さらなる携帯産業の価格値下げを期待している
今日この頃。