辺境近境;クリントイーストウッド
彼の作品はあまりみてなかったのだけど
”ミリオン・ダラー・ベイビー”をみて
かなりいいいなーっておもった。
たまたま同じ時期にクリントイーストウッドのこれまで
に関する特集番組がやっていたので、みいってしまった。
クリント・イーストウッド ってかなり信念のある、
苦労人でかなり驚いた。
なんかハリウッド出身なのであまりいいイメージが
なかったのだけど、かなりガラリとかわった。
28歳まで役者としては成功できずに、
やっと西部劇のTV番組『ローハイド』で
助主役で仕事が安定し、そこから徐々に自分の信念をもって
役者として、そして監督として、
成長していく姿がとっても新鮮だった。
そして自分がとりたい映画があるから
監督に自らなる行動力もさることながら、
ほとんどの自分で撮影する映画には
1-2テイクしかとらない流儀にも驚いた。
監督にもよるけど、
ひとつのシーンで10-30もカットをとる
監督もたくさんいる。
そんな中、彼は”直感”と”その場の即興”を
重視しているのだという。
数回という緊張感がうむ
空気、映像がほしいとのこと。
アクターとしても経験があるので
彼いわく
”役者にとって一番いい演技は
最初の1-2テイクだ。
その以上とっても、
説明が必要になってしまい、演技者にとって
いい演技ができなくなってしまう”と。
彼自信、役者として安定していない初期は
バーなどでジャズピアニストとして
わずかな収入をえていたらしい。
その中で”improvisation”の重要性を
学んだらしい。
僕がアメリカに留学していたときに
映画の勉強もしていたのだけど、フィルムを専攻している
方々のの好奇心は本当にすごかった。
なんでも吸収したい、面白いものは何でもみたい、
その姿勢は今でもかなり刺激をうけている。
すでに77歳のクリントイーストウッドが、
まだチャレンジしている姿をみていると
すごい好奇心をもった人だと関心してしまう今日この頃。