辺境近境;ごろごろ にゃーん

shuuppa2007-10-07




久しぶりに長新太さんの”ごろごろ にゃーん”を

手にとって読んだ。


この作品、今でも僕の記憶の奥そこに

残っている感じ。それくらいインパクトがある絵本だった。


特に不思議なのはあの飛行機


魚のような、トビウオのような、よくわからいカタチの

ジャンボジェット機です。


さらに猫達がこのヘンテコ飛行機にのりこんでいます。


一番記憶に残っているシーンは

ジャンボジェット機の下から釣り糸をたらして

魚釣りをしているシーン。


なんか、猫の気合のようなもの感じるし、

ユニークな感じが溢れている。


決して明るい絵本でないし、

ひょうひょうと話はすすんでいく内容だし、

むしろ淡々とい感じなので、情緒な面は全くない。


けど、なんでこんなに記憶にのこっているのか。


たぶん、昔からちょっとシュールなものに

興味をもっていたのでしょう。

わからないことは世の中にたくさんあるよ。


飛行機で空を飛ぶ”常識”

飛行機から”魚釣り”をする”非常識”な2つの

要素がひきつけるのでしょうね。


また、ごろごろにゃーん ごろごろにゃーん 

とページをめくるリズムと、絵本の絵のディテール(ユニークさ)にも

楽しくなってきてしまいます。


なーんて偏屈なことをおもいながら

ゆっくり本をよんでいる今日この頃。