フィンランドMBA:やはりグローバルに向かってなかった日本携帯産業


先日かいた内容の続き。

フィンランドMBA;日本独特の携帯販売を壊した”au

http://d.hatena.ne.jp/shuuppa/20071020

前回の中で

ようやく日本の携帯ビジネスも

グローバルにむけて動きだしたんだなーっておもったが

実は僕の認識は間違っていたようだ。


友人でa社に働いている人と

話す機会があったのできいてみたところ

この新しい携帯価格プランはは総務省の国策とのこと。



日本の携帯電話メーカーが世界において競争力がないので

グローバルマーケットにおいて販売台数が減少中。


いい例が三洋電機が京セラに売却されたこと。


日本国としての狙いは

昔、銀行がやっていたような”日本国軍艦”みたいにメーカーを

連合させてグローバルマーケットでも競争できる携帯電話メーカーを

育成していくこと。


いっちゃうと

ドコモもauも「やらされた」らしい。

自発的ではない。


となると実態は!?


11月のプランでは

auの場合、2つあります。

フルサポートコース

:シンプルコース 


簡単にいえば、

フルサポートコースでは、2年間の利用期間条件が付くかわりに、

キャリアから「購入サポート=補助金」が2万円(税抜き)出る。

ただ2万円の補助があるといっても端末の価格は販売店が決めるので、

価格はいまのところ不明。ただ0円で買える可能性があるのです。

この場合、2年間解約・機種変更できません(実際にはポイントが

貯まるので1年半くらいで機種変更できます)。


一方、シンプルコースであれば携帯を購入する際の補助なしが、

契約期間はなく、利用期間中の解約でのペナルティーもない。

けど料金プラン がちょっと高い。



となると

日本人はどちらを選ぶと思うかという話題になり

フルサポートコースで一致。


友人のコメントとしては

「日本の歪んだ販売奨励金制度を変えなければならないのは事実。

ただ、市場はそれになれてしまっており、

急に販売価格が定価になったら携帯電話が売れなくなり、

メーカーは潰れてしまう。通話料金が安くなっても携帯電話メーカーが潰れ

ては本末転倒。だから、両立できる方法をa社は考えた」


とのこと。でもほとんどのお客さんはフルサポートを選ぶんだろーなー。。


総務省はグローバルの流れにあわせて通話料金を下げさせたいのだけど、

お客さんは通話料金を以前ほど気にしない傾向

というのも、昔に比べてかなり安くなっているから。


ここで総務省とマーケットの流れ&感覚がズレているんだよね。


こうなるとシナリオ的には

日本の携帯めーケットは、通話料金が今後劇的に安くはらならい。

そして新機種も出続けると思う。


結局、今までと変わらない。


なんか、携帯産業だけでなく、

銀行、金融、政治、介護などなど

問題の根本はかわらないようなきがしてきた。


結局、国民の意識によってでしか

モノゴトかわっていかないし、流れにあった意識をもちつつ

継続することが大事なのだなーってあらためて納得。