フィンランドMBA:やはりグローバルに向かってなかった日本携帯産業
先日かいた内容の続き。
前回の中で
ようやく日本の携帯ビジネスも
グローバルにむけて動きだしたんだなーっておもったが
実は僕の認識は間違っていたようだ。
友人でa社に働いている人と
話す機会があったのできいてみたところ
この新しい携帯価格プランはは総務省の国策とのこと。
日本の携帯電話メーカーが世界において競争力がないので
グローバルマーケットにおいて販売台数が減少中。
いい例が三洋電機が京セラに売却されたこと。
日本国としての狙いは
昔、銀行がやっていたような”日本国軍艦”みたいにメーカーを
連合させてグローバルマーケットでも競争できる携帯電話メーカーを
育成していくこと。
いっちゃうと
ドコモもauも「やらされた」らしい。
自発的ではない。
となると実態は!?
11月のプランでは
auの場合、2つあります。
:シンプルコース
簡単にいえば、
フルサポートコースでは、2年間の利用期間条件が付くかわりに、
キャリアから「購入サポート=補助金」が2万円(税抜き)出る。
ただ2万円の補助があるといっても端末の価格は販売店が決めるので、
価格はいまのところ不明。ただ0円で買える可能性があるのです。
この場合、2年間解約・機種変更できません(実際にはポイントが
貯まるので1年半くらいで機種変更できます)。
一方、シンプルコースであれば携帯を購入する際の補助なしが、
契約期間はなく、利用期間中の解約でのペナルティーもない。
けど料金プラン がちょっと高い。
となると
日本人はどちらを選ぶと思うかという話題になり
フルサポートコースで一致。
友人のコメントとしては
「日本の歪んだ販売奨励金制度を変えなければならないのは事実。
ただ、市場はそれになれてしまっており、
急に販売価格が定価になったら携帯電話が売れなくなり、
メーカーは潰れてしまう。通話料金が安くなっても携帯電話メーカーが潰れ
ては本末転倒。だから、両立できる方法をa社は考えた」
とのこと。でもほとんどのお客さんはフルサポートを選ぶんだろーなー。。
総務省はグローバルの流れにあわせて通話料金を下げさせたいのだけど、
お客さんは通話料金を以前ほど気にしない傾向
というのも、昔に比べてかなり安くなっているから。
ここで総務省とマーケットの流れ&感覚がズレているんだよね。
こうなるとシナリオ的には
日本の携帯めーケットは、通話料金が今後劇的に安くはらならい。
そして新機種も出続けると思う。
結局、今までと変わらない。
なんか、携帯産業だけでなく、
銀行、金融、政治、介護などなど
問題の根本はかわらないようなきがしてきた。
結局、国民の意識によってでしか
モノゴトかわっていかないし、流れにあった意識をもちつつ
継続することが大事なのだなーってあらためて納得。