フィンランドMBA;過去のデータとリスク管理


MBAのクラスで"リスク管理”というクラスを

受講していたときのこと。


その中でのポイントは

”過去のデータをもとに、未来のおこるリスクの確立を計算し、

それをコントロールしていくこと。


ただ問題なのは、過去のデータをいくら正確に

把握しても、将来おこりうるリスクの確立、時間の経過とともに

変化しているモノゴト・状況を考慮しなければ意味がない”


ことでした。


そのとき、日本の雑誌などのことをを思いだした。


よく雑誌などをみていると、

”彼氏・彼女・友達・上司の性格分析”や、”自分の行動分析”などの

記事などをみかけます。


それらは自分・彼氏・彼女・友達・上司が過去の行動を

もとに分析しています。


つまり、その過去のデータをもとに

未来の傾向を分析していることになります。


ただ実際には時間の経過とともに、未来にむかっている途中で

その人自信が成長し、状況もかわり、過去のデータの平均値そもそもが

変化している可能性も考慮しなくてはなりません。



過去に売れたヒット商品を分析すれば、あらたなヒット商品が

かならずつくれるとは限らないこととにているのかもしれません。


ユーザは常に変化し、気分のかわり、必要なこともかわってくるからです。


つまり、ヒトもモノも

時間の経過とともに、現在の状況がどれだけ変化しているのかを

把握するのは難しい。けどその問題をキチンと

理解して対応していく必要があること。


そして、過去の経験・行動分析のみだけで

未来をコントロールはできないこと。


などを”リスク管理”のクラスで思い出した今日この頃。