年末年始2008;カーボンチャンス


年末年始に以下の番組をみた。


球特派員2007

地球特派員スペシャル カーボンチャンス 〜温暖化が世界経済を変える〜

http://www.nhk.or.jp/bs/tokuhain/


○内容
2008年、激動する世界経済の動向を左右するのはCO2である。いまや“環境を制する者が世界を制する”というのがビジネス界の常識。企業の価値は、温暖化というカーボンリスクを回避し、それをカーボンチャンスに変えることができるかどうかで決まる。
国家の命運も、環境エネルギー革命が起きている事実に戦略的に向き合い、自らルールを作り、新たな資金の流れを呼び込めるかどうかにかかっている。
世界をリードしているのは、メルケル首相率いるドイツだ。国の誘導的政策によって、太陽光や風力など再生可能エネルギーにシフト、地方や農村が活性化し雇用が生まれ経済も成長している。「産業革命」にも匹敵するといわれるこうしたパラダイムシフトは、アメリカや中国などエネルギー大量消費国の動向をも大きく変えている。一方、環境先進国と思われていた日本は立ち遅れた感が否めない。
番組の案内役は寺島実郎日本総合研究所会長)。洞爺湖サミットが開かれる2008年のBS1の巻頭言として、最新の特派員ルポをもとに豪華な論客たちがスタジオで徹底的に議論。ポスト京都議定書をにらんで「CO2本位制」が始まったとまで言われる世界経済の新たな潮流を読み解く。


【特派員】江川紹子(ジャーナリスト)、伊藤洋一エコノミスト)、江上剛(作家)
【スタジオゲスト】金子勝(慶応大学教授)、榊原英資早稲田大学教授)
【司会】寺島実郎日本総合研究所会長)


EU,、米国、日本の

環境&エネルギーに対しての政策の違いが

はっきりとみえてくる番組でした。


原子力発電は、CO2をださないから環境にやさしいと

米国は必死に説明して、政府による債務保障のもと

投資銀行が出資してノースキャロライナ州などで

原子力発電の建設ラッシュしていたことにはかなり驚いた。


ただ、原子力はCO2はださないが、本当に

環境にやさしいのかは疑問。廃棄物はでるし、なにか事故が

おきた場合の被害は環境を大きく破壊するから。


また原子力対しての考えかたも

雇用の増加、経済効果、生活における影響を

考えなくては、ただ反対しても解決しない問題になってきている。



逆に欧州は環境エネルギーに

シフトすることで雇用の増加、経済効果、生活における影響

さらに国のいけるGDPをも増加させてきている。



大きな経済のシフトがおきているからこそ

自国のたべものの自給率、エネルギー問題、原油高、

食物の値段増加、核問題、世界のおかねの大きな流れを

きちっと認識していく必要があると感じた今日この頃。