辺境近境:エスクァイアで「余市蒸溜所」の特集
最近鳥肌がたったときが二回あった。
そのひとつをご紹介。
それは雑誌・月刊『Esquire エスクァイア日本版』4月号に、
「余市蒸溜所」の特集が掲載されていたこと。
内容はぜひ本でみてもらいたいのですが、
キーワードとしては
“命の水”
”夢お受け継ぎ、伝えて行く人”
”石炭直火焚き蒸溜”
「蒸溜が始まると15分おきに火を窺い石炭を焼べる。この火加減を体得するには10年かかると言う」
「「竹鶴さんがスコットランドで学び、ウイスキーづくりで最良の方法を私たちに残してくれた。」
「竹鶴さんは良い原酒は石炭直火蒸溜で抽れると信じている。その信念を私たちが受け継いでいるだけだ。
それが正しかったかどうか、何年か後の原酒で判断するしかない。竹鶴さんの信念が正しいことはウイスキーを飲めば分かる。それだけだ。自信はないが信念はある」
なんで
僕がこのエスクァイアの企画に鳥肌がたったのかというと
日本における、ものづくり発見というテーマに共感したから。
僕もいろいろ日本のものづくりの凄さを
最近になってあらためて感じている。
だからお酒が全然のめないくせに
自分でウイスキー作りの信念を感じるために余市になでウイスキー体験作りにいったり、陶芸の窯元をめぐる旅行にいったりもしてきた。
この特集でも編集者が日本全国を旅して、熱意あるものづくりの産地を訪問。
ものをつくるためには長い年月をかけた研究と試作、そして経験から研ぎ澄まされる感覚が
バランスよく調和して形に仕上げたもののこととおもっています。
昔も今の時代でも、手でつくる仕事が
僕達の日々の営みをしっかりと支えてくれる。
日本の美と知恵を堪能は本当にみていて気持ちがいい。
お酒が好きだから「飲む」というのもあるけど
お酒にかける「信念」や「想い」に共感して
お酒を味わうことがあるんだよねー ってあらためて感じている今日この頃。