フィンランド生活:自分へのご褒美

フィンランドに留学していたときに、

たまたま友人と外食をしよーということになって

フィンランド料理をたべにいったときのこと。


たまたま隣のテーブルに日本人の観光客(母親と娘)がいて、

話が時々耳にはいってきた。


話の内容からすると、

どうも親子(母親と娘)で10日くらい北欧旅行をしていたらしく

その日が最終日だったみたい。


会話の中で母親が

「本当に今回の旅行はよかったねー。最高の自分へのご褒美になったよ。

明日からは90歳の祖母、祖父の介護と、息子とお父さんの世話で大変だよー。

日本についたらまず、朝は○○ちゃん(息子)をおこすことから一日がはじまるしね。

現実の世界にもどっちゃうんだなー」


のようなことを話ていた。


僕はこの話をたまたま耳にはいってきただけなので

どういった状況なのかなーんとなくしか分からない。


でもなんともいえない気分と、その親子のやりとりが

わすれなれなくなった。



毎日毎日辛抱に辛抱して

日々の家族の生活をささえて、そのご褒美として

10日間の北欧旅行にきて大満足し、また

その生活に戻っていく姿がなんともいえなかったから。


なんでか、こういう話をきくと

自分では何もできない分

なんとなく複雑な心境になってしまうよなーって

おもった今日この頃。