フィンランドMBA+;Padのアイデアはすでに10年前にあったもの
最近、劇的に普及しはじめているiPadやスマートフォンをみていて思うのは
「これって、2000年ごろに構想としてあったよな。」ってこと。
当時2002年くらいですが、PDAは普及。私が当時いたCOMPAQでもiPaqなるものを大々的に販売し、売れ行きも好調だった。
当時は米国フロリダ州にあるディズニーワールドでお客様用にGPS機能付きiPaqを提供し、
待ち時間情報、道案内、レストラン混み具合状況、ホテル情報など広大な敷地内を効率的にまわれるようにできるサービスを提供も考えるほどのものであった。
ただ問題点がひとつ。アイコンのクリックは指ではなく、ペンを使わないとタブレットPCでは認識できなかった。そこがいまいち爆発的に普及できない理由だったと思う。
それから8年の間。
アップル社はこのタブレットPCへの開発を積極的に行ってきた。
iPod Touchから始まり、「感覚的にメールや音楽を操る」ことの重要性を追求してきた。
その中で爆発的にヒットしたのが「iPhone」。
これはスタイリッシュなPCと携帯電話を融合しつつ、さらにPDAのペンでしかつかえなかった操作を感覚的につかえるように指で操作できるようにしたこと。
よくいわれているのは、SONYがなぜできなかったのか?という話題はあるけど、でいる技術はあるけど、作る意志があまりなかったとしか思えない。
だってSONYはクリエがあったけど、特に技術開発をして、タッチパネル式のPDAを作成していたときいてないし、bookReaderのようなものに力をいれてきてもいない。
むしろ、ネットワーク関連について力をいれてきたけど、まだ実績がでてきていないのが現状。特にTVなどの販売は伸びてきているみたいだけど、
やはりなにかコンセプトは一切感じない。TVを中心として電気製品ネットワークを構築していくような戦略があるのかわからないけど、どうもわからない。
米アマゾンのキンドルの成長、
さらにPCメーカによるPDA企業の買収など話題はたえない。
例えば、最近では米Hewlett-Packard(HP)は米Palmを買収。
買収総額は約12億ドル予定。
となると、そのうち携帯電話会社でなくても
携帯電話はスマートフォンという形でつくれるようになる。
現在はPCメーカがこぞって販売をしているが、自動車産業、電気産業、
映画産業などの異業種が参入してきたらもっと面白いコンセプトのスマートフォンができると思う今日この頃。