フィンランドMBA+;幸福な発展途上国と不機嫌な先進国(日本)

すでに経済成長という言葉に明るいイメージはない


というのも

こんだけ不況が続くと、 経済成長という言葉に

明るいイメージはなくなってくるから不思議です。


経済が成長すると、


会社の業績もup、

賃金がUP、


となると

従業員の給与がupし、

消費にまわることで国のGDPもup。

となる。

けど

世の中の仕組みはそーも簡単ではなくなってきている。


ネットのおかげでグローバルな環境で買い物ができたり、

商品をつくる工場を海外にもっていき、

現地で売上をのばしたりと、

市場は複雑になり、

企業の売上も多様化しつつある。


そうなると日本の国の経済成長といわれてもパっとイメージできた時代はなくなって、

地球をとりまくネットワークの中で企業が成長しているイメージになってきます。


さらに日本における問題は

コスト安及びデフレな環境であること。


経済が成長しようが、企業がつくる製品は値段をやすくしつつあり、

インフレになっても製品の値段があがらないのであれば、

デフレスパイラルに陥る可能性もある。


米国がQE2を行い、紙幣の増刷によって

市場の活性化を行うという政策をおこなったが、

どうでるのかは不明なところ。


さらに、中国はインフレ状況で

利上げをおこなって、経済を抑えにかかっている。



サブプライム問題、リーマンショック、欧州におけるソブリン危機が

日本経済に大打撃を与えると想像もしていなかったように、

経済の連動性を想像できる知識と経験が

より重要になってくるんだろーなと思う今日この頃。